リンク

特徴

ゼルダの伝説の主人公。左利きの剣士で、伝説の退魔剣「マスターソード」や弓矢、爆弾など様々な道具を駆使して冒険する。
手の甲には勇気のトライフォースと呼ばれる紋章の力が宿っている。
プレイヤーの分身という意味合いが強いため、アクションで掛け声を発する以外では殆ど喋らない。
作品ごとに人物・設定は異なる。これは各作品ごとに異なった時代や世界観であるため。
しかし「世界を救う勇者」の運命を持つものが「リンク」の名を受け継ぐところは変わっていない。
ただし、時のオカリナの子供時代のリンクとムジュラの仮面のリンクのように、同一人物の続編となっている作品も存在する。
通常ほとんどのゼルダシリーズのリンクは子供であり、スマブラシリーズでの基本となっている青年のリンク像は、
時のオカリナやトワイライトプリンセスなど少数の作品でしか見られずむしろ異端な方である。
今回は声優、姿、武装のすべてがトワイライトプリンセス仕様で、時のオカリナのリンクの子孫。
年齢は初代ゼルダ・時のオカリナ・トワイライトプリンセスともに概ね16~17歳。
大人リンクとも呼ばれるが、こどもリンクやトゥーンリンクと同様10代である可能性が高い。ちなみにトゥーンリンクは12歳である。

性能

剣を使った攻撃と多彩な道具を用いた戦い方の多様さが特徴。
近距離から遠距離までこなせる、リーチと攻撃力に優れたオールラウンダーのファイター。テクニカルタイプと言える。
3種の飛び道具のほかにクローショットも実装し、通常ワザもダメージソース、フィニッシュ技、隙の少ない小技、と用途に応じてさまざまな技が揃っている。
やれることが多く様々な状況に対応できる分、プレイヤーの腕前が勝敗のカギを握る。

歩行速度と走行速度の差がほとんどない点もリンクの特徴で、近距離での小回りの良さはスピードタイプのファイターにも劣らないほど。
一気に距離を離したり詰めたりすることは苦手だが、間合い管理は得意なほう。

持っている盾は、高ささえ合えば停止時&歩行・走行時に前方からの飛び道具を防ぐことができる。これもリンクの個性の一つである。
相手の飛び道具に対して一定の効果が見込める。

もちろん弱点も存在し、インファイトが得意で飛び道具を反射したり掻い潜ったりしやすいキャラ相手には苦戦を強いられる。
遠近問わず、攻撃動作の多くはどこかしら隙が大きく、弱攻撃ですら素手の発生には追い付かない。
他には、トゥーンリンクとの差別化及び重装備という設定、そして原作の運動能力を反映しているため、機動力は低めになっている。
また、復帰力が低いこともシリーズを通じての弱点で、事故や復帰阻止に弱く、気を抜けばあっという間にバーストまで持っていかれることも。

3種の飛び道具を駆使した遠距離戦、クローショットによる中距離での牽制、剣技による近距離での対応力など、長所も多い反面、機動力や復帰の面で厳しいものがある。
よって、ただ剣を振っていたり、飛び道具を乱発したりするだけでは勝ちきれない。状況に応じた技の選択が他のキャラ以上に重要だと言える。
豊富な技やテクニックを生かし、状況に合わせて冷静に判断し立ち回るスキルが求められる。

運動性能

ジャンプ:2回
三角飛び:×
カベ張りつき:×
しゃがみ歩き:×

長所・短所

長所

剣を使った攻撃が多く、ワザのリーチが長い。攻撃力とふっとばし能力も高め。
3種の飛び道具を持つ。射程と連射性に優れる弓、後隙が少なめで風の効果もあるブーメラン、投擲アイテム扱いで上下をカバーできる爆弾と用途も多彩。
出し方を工夫することで弾幕を形成することもできる。
歩行速度が速い。近距離での間合い管理がしやすい。
落下速度が速い。浮かされても速やかに着地することができる。
体重が標準よりも重くふっとびにくい。落下速度が速いこともあり、上方向への耐性がかなり高い。
ワイヤーつかみを持っている。離れている相手でもつかむことができる。また、空中ワイヤーの牽制能力が高い。ワイヤー復帰も可能。
盾によって飛び道具による攻撃を無効化できる。
(通称)爆弾復帰が可能で、一定の条件下で復帰力を高める手段を持つ。

短所

機動力が低い。走行速度が遅いため、相手との距離を大きく変えることが難しい。相手を追いかける展開も苦手。
ワザの発生が遅い。そのうえ、通常ワザ・必殺ワザともに隙が大きめ。懐に入られてしまうと弱い。空振りした時のリスクも大きい。
つかみの発生が遅い。ガードキャンセルつかみが使いにくい部類。
頭身が高く当たり判定が大きい。
体重が重いうえに落下速度が速いため、コンボ耐性が低い。相手のコンボや連係からの脱出が苦手。
復帰力が低い。素の復帰距離が短いうえ、復帰阻止にもあまり強くない。復帰ミスや事故、メテオワザはリンクの天敵。

盾の特殊機能

何もしていない時、しゃがみをしている時、歩いて(走って)いる時、は、構えている盾に当たった飛び道具を無効にすることが出来る。
一切ダメージを受けず、ノックバックは僅かで、防いだ後のスキも少ない。盾に当たりさえすれば、どんな強力なものでも防ぐことが可能で、シールドのような耐久力もない。

ダッシュしている時は盾を横に向けているので防御できない。
またシールド解除の隙や、立ち⇒しゃがみまたはしゃがみ⇒立ちに移行するときは盾が効かないので注意。同様に攻撃動作中も盾の効果は失われる。
もちろん、顔面や足元に飛んできた飛び道具を自動で防御できるわけでもない。

飛び道具が盾とリンク本体に同時にヒットした場合、盾へのヒットが優先される。よってリンクはダメージを受けない。

盾で防がれた飛び道具は、シールドにヒットしたときと同様の反応をする(大抵はすぐ消滅する)。

なお、反射ができないものは、たとえ飛び道具であっても防げない。反射できない飛び道具は飛び道具の項目にて。

また、メタルブレードやトロンなど、貫通する多段ヒットの飛び道具は、後半が盾に当たらずにリンク本体のみに当たるため防げない。